裁判になっても和解で終了することは多々あります

昨日、25万円の工事請負代金を請求する訴訟(私は原告の代理人)の口頭弁論があり、被告に20万円を支払ってもらう旨の和解が成立しました。

gf1940053413 被告は元請会社、原告は元請会社から工事を請け負った外注会社でした。原告は被告から単価800円で請け負ったのだからそれにもとづいて支払いを請求したのですが、被告の言い分は、この内容の工事なら単価600円が相場だから差額の200円に相当する金額は払わないというものでした。

 原告に確認したところ、確かに相場は600円ぐらいだが、年末の忙しい時に職人を掻き集めて深夜まで仕事をしなければ間に合わないことが目に見えていたので、口頭で、単価800円で見積もりを出していた、というのです。被告は、その見積もりは知らないと主張していました。


争いの金額も少ない訴訟ですので、長期化するよりも相互が譲歩し、原告の請求額の8割で和解が成立しました。


 実務的には、訴訟になっても和解で終わるケースはたくさんあります。和解で終わった場合は裁判所が和解調書を作成しますが、和解調書は判決と同じ効力がありますので、もしも相手方が和解調書に記載された約束を守らない場合は強制執行することも可能です。

 また、和解した場合は、判決をもらう場合よりも履行率が高いと言われています。これは、判決は一方的に言い渡されるのに対し、和解は自らの意思で和解内容を決めるからであると言われています。